【これを準備】2ヵ月で合格する勉強法

このページでは、
勉強するために必要なもの
について解説していきます。

必要なもの

  • 平日4時間、休日8時間の勉強時間
  • 7月頃から販売される薄いテキスト
  • ノート4冊(権利、法令、業法、その他で1冊ずつ)
  • 付箋4色
  • 分野別過去問題集
  • 予想模試
  • YouTube棚田行政書士の不動産大学チャンネル
  • 熱意
  • 自習室の利用(自宅で勉強に集中できないなら)

あったらよかったもの

  • 権利関係のテキスト

あってもいいもの

  • 自習室の利用

1つずつ解説していきます。

平日4時間、休日8時間の勉強時間

宅建合格に必要な勉強時間は200-400時間と言われています。

8/18-10/17のうち、平日43日、休日17日とすると、平日4時間×43日+休日8時間×17日で308時間になります。

そんなに時間が取れない!という方でも大丈夫です。机に向かって勉強した時間以外にも、YouTubeを見ていた時間も含めて308時間になります。移動時間などの隙間時間を上手く使ってください。

7月頃から販売される薄いテキスト

いきなり分厚いテキストを買うと、分からない上に量が多すぎて飽きる可能性があります。

8月から勉強をスタートさせる利点は、試験直前に発売される要点だけをまとめた薄いテキストを買えることです。

このテキストは、各分野の試験によく出るポイントだけが厳選されて集まっているテキストです。スムーズに読み進めることができます。

全体像の把握がしやすく、初学者でも分かりやすく宅建の勉強が始められます。

ノート4冊(権利、法令、業法、その他で1冊ずつ)

ノートはケチらないほうがいいです。

1冊で1科目にするのがおすすめです!

科目ごとにまとめやすくなります。1科目ごとに色を変えて4色用意するとさらに良いです。

見開き2ページで1つの単元にして、あとからどんどん書き込めるようにしてください。

多分権利関係は2冊になるかもしれませんが、ケチらず使ってください。

付箋4色

権利、法令、業法、その他で4色です。

ノートの色と合わせて自分で科目ごとに色を決めると分かりやすくなります。

私の場合、権利→赤、法令→青、業法→緑、その他→黄色でノートと付箋を統一していました。

分野別過去問題集

過去問の問題集は「年度別過去問題集」と「分野別過去問題集」の2種類があります。

テキストを読み終わった後に最初にやるべき問題集が分野別過去問題集です。

分野別だと、権利関係だけ、法令上の制限だけ、、で過去問がまとめられています。試験頻出の問題が集中されていて、1つの単元ごとにまとめて勉強できるので、まずはこれから始めてください。

❌間違って年度別過去問題集からやると、滅多に試験に出ない、いわゆる捨て問が出てきても見極めができないのでスムーズに勉強が進みません。最初は分野別過去問題集から始めてください。

予想模試

今まで宅建の王道勉強法といえば「過去問をとにかく回す」でした。しかし、令和3年度試験ではそうとも言えなくなってきました。

過去問で問われたことのないような範囲が試験に出てくるからです。

過去問を周回したところで、体感35点くらいにしかならないという感覚でした。

そこで予想模試です。

個人的には、LEC出版の予想模試に出てきた問題と令和3年度試験の感覚が似ていて、模試と実際に取れた点数も似ていました。

新しい問題にどんどん触れて、少しでも頭の片隅に知識を増やしておくと、本試験で「こんな問題見たことないよ!?」ということが減ると思います。

YouTube棚田行政書士の不動産大学チャンネル

隙間時間や、勉強のやる気がでない時はとにかくYouTubeを見ていました。その中で棚田行政書士の不動産大学チャンネルをおすすめする理由は、

  • 分かりづらい権利関係を身近に感じさせるような解説動画がある
  • 暗記しなければならないところを覚え歌で暗記できる

からです。

法令上の制限は、1000㎡、3000㎡、以上/超え/以下/未満の区別など、いちいち覚えていたら大変な細かいところを問われます。覚え歌を活用して時間効率良く暗記してください。

熱意

一番大事なのは熱意です。

宅建は受験資格がなく、受験者数が毎年25万人程います。合格率は15%しかなく、85%は落ちます。

受験者の中には

  • 去年1点足りずに不合格になり今年絶対合格したい人
  • 実務経験のある不動産業界の人
  • 就活に向けた大学生
  • 転職を狙っている人
  • 社会復帰を目指す人
  • 地頭が良く少しの勉強で余裕で合格点を取れる人

などがいます。そんな受験者たちの中で上位15%に入るためには、勉強を続けられる熱意が必要です。

あなたが宅建を取りたいように、他にも取りたい人が25万人いるのです。

来年でいいやと思った人から落ちます。今年取りましょう。今年絶対受かるという気持ちで後悔のないよう勉強しましょう。

自習室の利用

私は自宅で勉強できないタイプです。そこで自習室を1ヶ月半だけ契約しました。

24時間営業しているところにしたので、仕事終わりにも行けるし、金曜の夜は仮眠しながら翌5時までいれたりと自分の好きなタイミングで利用できたのてまはかどりました。

権利関係のテキスト

権利関係は勉強法が違います。権利関係だけのテキストを買っておけば、もっと理解を深められたなと後悔しています。

以上が私のおすすめする勉強法です。

ちなみに10月の勉強時間が100時間でした。

試験まで2週間という短期間なら、覚えたことを忘れずに済むのです。

2週間以内に覚えたことというのは、大体覚えています。

そのため、10月の勉強時間はボーナスタイムとも言えます。

この時期にどれだけ勉強できるかが合格に直結するなと実感しました。

9月に何をしていたかは→こちらをご覧ください。間違った勉強法

私の合格点は

権利関係   6/14

法令上の制限 6/8

宅建業法   18/20

税金その他  7/8

合計37点でした。

9月末時点での予想模試の点数は

権利関係   9/14

法令上の制限 2/8

宅建業法   10/20

税金その他  4/8

合計25点

という、絶望的な点数でした。

【反面教師】間違った勉強法で1か月無駄にしました

私のやってしまった間違った勉強を素直に書きます。

間違った勉強法

1.YouTubeで棚田行政書士の不動産大学を視聴する(7月頃~継続)

2.TACのテキストを読む(7月半ば頃~8/31)

3.いきなり令和2年度の過去問を解く(7月半ば頃)

分からなさすぎてここで勉強に飽きる

4.分野別過去問題集の1周目(9/1〜9/15)あまりにもできなくて心が折れる

5.分野別過去問題集の2周目(9/16〜9/25)

6.予想模試を解く、25点くらいしか取れず心が折れる(9/26〜9/28)

7.薄いテキスト(1週間で合格る!)を購入、読みながら予想問題を解き始める。30点くらいになる。(9/29)

8.法令上の制限に絞って勉強しまくる。0-2点→6点になる。(10/1〜10/3)

9.民法に絞って勉強しまくる。7点→10-13点になる。(10/4〜7)

10.税その他に絞って勉強しまくる。地形を正解できるよう解きまくる。(10/8)

11.宅建業法に絞って勉強しまくる。10点→16点くらいになる。(10/9〜12)

12.予想模試を解きまくる。9種類くらいの模試を最低3周はする。初見の問題でも37点くらい取れるようになる。(10/13〜10/17)

というめちゃくちゃな勉強でした。

9月末時点での予想模試の点数は

権利関係   9/14

法令上の制限 2/8

宅建業法   10/20

税金その他  4/8

合計25点

という、絶望的な点数でした。心が折れて諦めかけました(笑)

それにより10月から怒涛の追い上げ勉強をして、本試験37点を獲得しました🎉🎉

ベストな勉強法とは

1.薄いテキストを購入、宅建の全容を把握

2.科目別問題集を購入

3.薄いテキストを見ながら、宅建業法→民法→法令上の制限→税その他の順で問題を解いていく。テキストを読んでも分からないところはネットで検索しながら解いていき、ノートに書き足していく。

4.科目別問題集の2周目をやる

5.模擬試験を周回しまくる

6.隙間時間にはYouTubeで棚田行政書士の不動産大学を見まくる

以上!

2ヶ月で合格するためにはとにかく詰め込むことです。

色んな問題を解いていくうちに、頻出問題/まあ出る問題/捨て問の区別がつくようになってきます。

頻出問題は他の受験者も全員正解できるので、完璧にしてください!

「まあ出る問題」をどれだけ解けるかが鍵です。同じ問題を解きまくるより幅広く予想問題を解いていって、「こんなの見たことないよ」という問題を減らしていってください。

【37点】知識0→独学2か月で宅建合格したブログ

不動産業界未経験、法学部でもない、追い詰められないと動けないただのOLの私ですが、

2か月の勉強で令和3年度の宅建に37点で合格しました。

獲得点数

権利関係    6/14

法令上の制限  6/8

宅建業法    18/20

税その他    7/8

合計      37点

ご覧の通り、権利関係が酷いです(笑)

令和3年度試験では権利関係が難化していたこともあり、全体の正解率もそこまで高くはありませんでした。

ですが、問19以降から正答率が高くなっていくことが分かります。

権利関係が酷くても、他の科目をしっかりと勉強していれば、合格できたということです。

宅建の勉強優先順位

優先順位は宅建業法>権利関係>法令上の制限>税その他です。

宅建の試験科目は、 権利関係宅建業法法令上の制限税その他の4科目です。

第1問~第14問 14点  権利関係

第15問~第22問  8点  法令上の制限  

第23問~第25問  3点  税その他

第26問~第45問  20点  宅建業法

第46問~第50問  4点  税その他 (宅建業従事者で講習修了者は免除)

となっています。配点の高い宅建業法を優先的に勉強していきましょう。

2ヶ月で合格したいなら、抑える部分を抑えた勉強をしよう

宅建には、勉強時間に比例して得点が上がる分野と、勉強時間と点数が比例しない分野があります。

前者が宅建業法法令上の制限税その他、後者が権利関係です。

最初に言っておきますが、2ヶ月で権利関係を完璧に理解することは難しいです。法学部の方や法律の勉強をされている方ならすんなり理解できると思いますが、そうではないと無理があるかもしれません。

それよりは宅建業法法令上の制限(税以外の)その他の分野を極めた方が安心です。なぜなら、暗記科目で、やればやるほど点数が上がる分野だからです。

権利関係は基礎的な部分を抑えておけば大丈夫です。権利関係はほどほどにして、それよりも宅建業法を完璧にしたほうが確実です。私の得点を見たら分かると思います。

免除科目5問は完璧にしよう

免除科目とは、問46〜問50の部分の5問です。登録講習を受けるとこの5問が免除され、確実に5点獲得できます。

この登録講習は宅地建物取引業に従事している従業員証を持つ方だけが受講できる講習で、宅建業に従事していない方は受講できません。

講習を受けられない人でもこの5問は大丈夫です。難易度的にもそこまで難しくありません。毎年出題範囲が限定されているので、勉強した分だけ点数が取れる部分です。範囲が狭いので満点を狙いたいところです。

このブログを読んでいる皆さんが目指すことは、2ヶ月の勉強期間で宅建に合格することです。合格率が15%しかない厳しい戦いになります。85%は落ちます。どういう勉強をしたら合格するのか?

筆者:松下
24歳OL。不動産業界未経験、法律の勉強経験なし。2021年7月から宅建を意識するが何もせず、8月半ばからのんびり勉強開始。独学に苦戦して9月後半なのに模試で25点しか取れず心が折れる。そこから不屈の精神で勉強し、無事本試験で37点を獲得し合格。そんな筆者松下の勉強法をお伝えします。