宅建の難易度は?

宅建士試験についての疑問質問に回答

宅建士試験の難易度についての質問

宅建士試験独学合格体験記Q

宅建を受験したいと思っています。難易度はどれくらいですか?

 

宅建士試験独学合格体験記A

受験者の素養にもよりますが、決して難関資格ではありません。

しかし当然のことですが、例えば受験者が難関大学の法学部卒で不動産会社などに勤務している場合は「簡単」に感じるでしょうし、勉強をほとんどしてこなかった人がゼロから始めようとすれば多少「難しく」感じるかもしれません。

宅建の受験者数や合格率はどうなっているか

まず宅建試験の受験者数や合格率、合格点数などを見てみましょう。下記の表は直近10年分のデータになります。

実施年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率 合格点
平成17年(2005) 226,665人 181,880 31,520人 17.3% 33/50点
平成18年(2006) 240,278人 193,573 33,191人 17.1% 34/50点
平成19年(2007) 260,633人 209,684 36,203人 17.3% 35/50点
平成20年(2008) 260,591人 209,415 33,946人 16.2% 33/50点
平成21年(2009) 241,944人 195,515 34,918人 17.9% 33/50点
平成22年(2010) 228,214人 186,542 28,311人 15.2% 36/50点
平成23年(2011) 231,596人 188,572 30,391人 16.1% 36/50点
平成24年(2012) 236,350人 191,169 32,000人 16.7% 33/50点
平成25年(2013) 234,586人 186,304 28,470人 15.3% 33/50点
平成26年(2014) 238,343人 192,029 33,670人 17.5% 32/50点

各年にバラつきはありますが、概ね20万人受験して、3万人合格、合格率は17%ぐらいという感じでしょうか。合格に要する点数は36点取れば確実に合格できそうですが、点数よりも上位17%に入る方が重視されます。

100人中17人が合格する試験ですが、逆に見れば100人中83人が落ちる試験ですね。

合格率に対する考え方は、宅建試験に対する考え方の記事に詳しく書いてありますが、宅建試験は記念受験組が多く、他にも全く準備ができていない状態の受験生も多いので、きちんと受験勉強をした人だけで見ると実質の合格率はかなり上がります。

他の資格と比較してみると宅建の難易度はどの辺になるのか

公式に発表されているデータではありませんが、「資格難易度偏差値ランキング」という情報をよく見かけます。主な資格を抜粋したランキングは以下のようになっています。

  • 旧司法試験・・・偏差値80
  • 公認会計士・・・偏差値77
  • 国家公務員1種/弁理士・・・偏差値76
  • 司法書士/税理士・・・偏差値67
  • 不動産鑑定士・・・偏差値63
  • 日商簿記1級・・・偏差値60
  • 社会保険労務士・・・偏差値59
  • 行政書士・・・偏差値57
  • マンション管理士・・・偏差値55
  • 宅建・・・偏差値53
  • FP技能士2級/AFP/日商簿記2級・・・偏差値50
  • 貸金業務取扱主任者・・・偏差値48
  • 日商簿記3級・・・偏差値43

誰が作ったランキングなのかわかりませんし、中には「ん?」となる部分もありますが、「資格難易度偏差値ランキング」ではこのような難易度とされています。偏差値の数字はどうあれ、世間の認識とさほどズレは大きくないように感じます。

受験勉強に要する時間の目安は、税理士が約6,000時間、社労士が1,000時間といわれており、宅建は概ね300時間程度必要というのが平均的な共通認識のようです。もちろん素養のある人は100時間余りで合格したという話も聞きます。逆に1,000時間ぐらい勉強したけど合格しなかったという人もいます。どれも参考程度の数字です。

宅建はきちんと受験勉強すれば誰でも合格します

たとえ中卒だろうと、法律に関係無い学部出身者だろうと主婦だろうと宅建は誰でも合格できると断言できます。

大手専門学校に通うのもいいし、通信教育でもいいし、市販のテキストで独学でもいいですが、与えられたカリキュラムをきちんとこなして対策すれば合格できます。逆にいくら難関大学出身者でも受験勉強が疎かならなかなか合格に至らない試験だと思います。

平成26年の宅建試験で最年少合格者は小学生でした。もちろん法律の素養も無いでしょうし、実務経験も無いでしょう。仮に天才だとしても素養の無い状態から小学生が合格できています。

ただ、平成27年から宅建主任者から「宅建士」に格上げ改称されたこともあり、今後の難易度は上がることはあっても下がることは考えにくいかと思います。難化する前に次回の試験で合格してしまいましょう。

この記事の著者:宅建士独学合格体験記の管理人「小林」
自分が持っているから言えるのかもしれませんが、個人的にはもう少し難易度を上げてほしいという思いもあります。不動産の流通は高額ですし、この資格が無いとできない業務が多数あるので、誰でも多少勉強すれば取れる資格という今のポジションよりは格上げされてほしいですね。